January 21, 2026

ここまでラフでいいの?
「形状データ」から一瞬でプロ品質パースへ

いつもArchiXをご利用いただきありがとうございます。

本日は、ArchiXの主要機能であるAIパース生成機能の「ラフCGパース」のアップデートについてお知らせします。

以前、こちらの記事にて、3Dモデルのスクリーンショットからハイクオリティなパースを生成する機能をご紹介しました。多くのユーザー様にご活用いただいておりますが、さらなる利便性を追求し、AIの頭脳にあたる「プロンプト処理」の根本的な改善を行いました。

その結果、「読み込ませるCG画像が、以前よりもっと『ラフ』でも美しく仕上がる」ようになりました。

今回は、具体的にどのくらいラフなデータでも大丈夫になったのか、実際の事例とあわせてご紹介します。

■ もう、マテリアル設定はしなくていい?

これまで、AIに意図通りのパースを作らせるためには、入力する3Dモデル側でもある程度の「下準備」が必要でした。例えば、床にはフローリングの画像を貼り、ソファには布地のテクスチャを貼り……といった具合に、AIに「ここは木材だよ」「ここは布だよ」とヒントを与える必要がありました。

しかし、初期提案の段階でそこまで作り込むのは大変な手間です。「形だけ確認したいのに、色決めで悩みたくない」「とりあえずの雰囲気だけ、クライアントに数パターン見せたい」

そんな現場の声に応えるため、ArchiXは進化しました。

今回のアップデートにより、マテリアルが設定されていない、いわゆる「ホワイトモデル」や「グレーモデル」の状態でも、AIが形状から空間の意味を理解し、自動で適切な素材感を当てはめる能力が飛躍的に向上しました。

■ 検証1:このレベルの「作りかけCG」がどう変わる?

今回テストに使用したのは、以下のような非常に簡易的な3Dモデル画像です。

【Before:アップロードしたラフCG】

ご覧の通り、これはモデリングソフトで「形を作っただけ」の状態です。

  • 壁や床はグレーのまま
  • 家具もディテールが甘い簡易オブジェクト
  • 照明設定もなし

通常、この状態の画像をクライアントに見せることはためらわれます。「ここはどうなるの?」「殺風景だね」と言われてしまうのがオチだからです。

しかし、この画像を新しいArchiXの「ラフCGパース」に通すと、こうなります。

【After:ArchiXで生成したパース】

 

いかがでしょうか!一面グレーだった床には温かみのあるフローリングが敷かれ、無機質だったソファにはファブリックの質感が生まれました。窓からは自然光が差し込み、部屋全体に奥行きが自然に出ています。アーキエックスなら、「モデリングデータだけの状態」から数秒でこのクオリティのパースが生成されます。

■ 検証2:色や素材が決まっている場合はどうなる?


「白模型でもきれいになるのは分かったけれど、外壁の色や素材が決まっている場合はどうすればいいの?」そう思われた方もご安心ください。今回のアップデートは、簡易的な色やテクスチャがついたデータ(ローポリゴンCG)にも対応しています。

このように、SketchUp等で「とりあえず色や素材のイメージだけ置いた」状態の画像を入力すれば、AIはその情報をガイドラインとして尊重します。 

「ここは茶色のレンガ」「ここは白い塗り壁」といった意図をAIが汲み取り、その配色のまま、クオリティだけをフォトリアルに引き上げることが可能です。 「お任せで提案したい時はホワイトモデル」「色を指定したい時は簡易色付きモデル」というように、目的に合わせて使い分けていただけます。

■ SketchUpやRevitユーザーにこそ使ってほしい

今回のアップデートは、特に以下のようなツールをお使いの方にとって強力な武器になります。

  • SketchUp(スケッチアップ)をお使いの方:
    3D Warehouseから持ってきた家具を置いただけ、色はまだ塗っていない。そんな「検討中のスクリーンショット」をそのままアップロードしてください。ArchiXがAIで色や光を生成し、魅力的な提案資料に変身させます。
  • RevitやArchiCADで設計中の方:
    図面作成のために立ち上げたBIMモデルにて、レンダリング設定をせずとも、作業画面のキャプチャを撮ってArchiXに投げるだけです。

■ 「とりあえず1枚」が、提案のスピードを変える

設計の初期段階では、細かい仕様が決まっていないことがほとんどです。「床は明るめと暗め、どっちがいいですか?」「家具はモダンな感じ?それともナチュラル?」

これまでは、それを確認するためのパースを作るのに数時間かかっていました。これからは、「形だけのモデル」をArchiXに入れ、プロンプトで「モダンスタイルに」「ナチュラルな木目調のスタイルに」と指示を変えるだけ。 打ち合わせのその場で、複数のバリエーションを見せることも夢ではありません。

作り込まないからこそ、変更も怖くない。ArchiXの新しい「ラフCGパース」機能を、ぜひ皆様の設計フローの「一番最初」に取り入れてみてください。

これまでの常識を覆すスピード感に、きっと驚かれるはずです。

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